理系人間が解釈する般若心経

コンピュータのプログラムの輪廻転生

 パソコンを動作させるためには基本となるプログラムのOS(WindowsやLinuxなど)が必要である。

 これは通常、数年おきに新しいものへと置き換わっていく。
 一旦、OSがインストールされたパソコンにもインターネット経由で最新の内容のプログラムをダウンロードして置き換えるアップデートができる。
 OSがパソコンにインストールされて、それが使用される際に発生する不具合は、その設計元が情報を収集し、不具合を修正し、それはアップデートや新しいOSに反映される。

 これは「輪廻転生」で述べた魂の変遷に似ていないだろうか?

 「OSをインストールされたパソコン」は「人間」に相当する。
 OSのプログラムは設計者が、いくら頭で考えて優れたものを作っても、パソコンにインストールされて世に出て、それを機能させてはじめて不具合点や使いにくい点が明らかになる。

 パソコンの多くは最新のOSがインストールされた状態で販売される。
 これは「魂(のプログラム)が人間として現世に生まれ出ること」に相当する。

 しかしパソコンを使っていると、設計時には予想できなかったバグと呼ばれる不具合が発生する。
 「OSの設計元」は「メインプログラム」に相当する。設計元は不具合を修正し、アップデートや新しいOSに反映させる。
 OSがコンピュータにインストールされている状態を下図に示す。

  

 パソコンとOSの設計元をつなぐ、情報をやりとりするパイプは、インターネットの回線である。

 OSは、魂のプログラムと違って、パソコンを抜け出ることはないが、パソコンの老朽化によって十分に機能できなくなる。

 魂のプログラムは自立して機能し、自己改善を図る。そうして蓄えられたノウハウは、濃縮され、肉体を抜け出た後はメインプログラムの一部として機能を始める。
 コンピュータのOSの場合は、OSの設計者がパソコンからの情報をくみ上げ、改善策を考え、OSを更新する。

 新しいOSが世に出た時には、様々な使い方によって不具合が発生したり、設計者が意図しない動作をしたりして、パソコンの使用者からのクレームをつけられる等の荒波にもまれる。これは「魂のプログラムが現世の人間として体験する苦労(修行)」に相当するのではなかろうか?


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