理系人間が解釈する般若心経

健康を司るプログラム

 「人間内部のプログラムの構造」で述べた潜在意識下のプログラムのうち、ここでは健康を司るプログラムについて述べる。

 「魂のプログラムの構成」では魂のプログラムは小さなプログラムが階層構造を成して寄り集まったものであることを述べた。
 現世の人間の魂のプログラムの中には、意思(顕在意識)のプログラムが最上位にあり、その下層には潜在意識下で健康状態を維持するためのプログラムなどが機能している。

 もちろんそのようなプログラムがなくても、血液を循環させることによって、栄養を体の各部に供給したり、不要な物質を各部から取り除いたり、神経を通じて各部の状態を把握してフィードバックする機能などはあるが、それらは実体のある器官の働きである。

 現世の人間が実体のある肉体だけでなく、「空」である魂のプログラムと同居している事を考えると、意思だけでなく、人間の体を構成している各器官や末端の細胞の単位でも何らかのプログラムが機能していると考えるのが自然である。

 人間内部のプログラムの構造」で述べたように一番上にその人間の意思である最上位プログラムがあって、その下に体の健康状態を司るプログラムなどがあり、さらにその下位に各器官を司るプログラムや体温をコントロールするプログラムなどがあり(生命を維持する実体のある器官は脳幹である。ここでこのようなプログラムが機能していると考えられる)、普段はこれらが共有部分を持ち、互いに協調し合って健康状態を維持していると考えられる。

 健康を司るプログラムの階層としては、東洋医学では気の通り道である12の主要な経絡があって、さらにその下位にその他の経絡やツボがあるとされる。

経絡
├任脈(体の前面を通る)
│├肝
│├心
│├心包
│├脾
│├肺
│└腎

└督脈(体の背面を通る)
 ├胆
 ├小腸
 ├三焦
 ├胃
 ├大腸
 └膀胱

 これらの経絡は実体のあるものではない。
 各経絡はそれぞれが機能を持っているので、プログラムそのものを示しているものだと思われる。経絡の名前は現代の西洋医学での臓器の名前と同じものがあってそれらは関連のある場合もあるが、基本的には別の概念である。

 階層構造をなす経絡に、機能として階層構造をなすプログラムがそれぞれ対応していると考えられる。
 そしてプログラムが機能する際にその波動が経絡を伝わって機能していると考えられる。

 例えば、上記の「三焦」はリンパなどの体液の循環を司っている。これは特定の器官・臓器にあるものではなく、経絡は機能を持つものということを示す良い例である。

 コンピュータで言えば、プログラムは機能を持っているものである。
 コンピュータは実体のあるCPU、記憶媒体、表示画面、入出力各種インターフェースなどの構成要素から成るが、プログラムはそのどこかの部分のみで機能するとは言えない。
 全ての部分で機能するとも言えるし、人間の頭脳に相当するCPUを通じて各部をコントロールしているとも言える。

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