理系人間が解釈する般若心経

逆境で感情をどうコントロールすべきか?

 人は逆境に直面した時に真価を発揮する。

 平常時は能力のある人とそうでない人は見分けがつかないが、その人の本当の実力は逆境に追い込まれた時にどう考え、どう行動するかで決まる。

 現世は霊界と違って、思い通りに事は運ばない。
 その現世での逆境を克服して成功を収めれば、より魂の向上を図ることができる。

 戦後の日本は、資金も技術もない逆境を克服して高度成長を成し遂げてきた。
 昔の特撮映画を見ると、CGなどの高度な特撮技術がない中で様々な工夫を凝らし、感動を呼ぶ映画が作られていった。
 そういった逆境がなくパソコンでも簡単にCGが作れるようになったこの現代で、そのような感動を呼ぶ作品がどれだけあるだろうか?
 技術や経済が成熟し、何でも手に入る逆境の少ない今日の日本の社会は、実は修行の場としては相応しくないのかもしれない?
 例えば、海外出身の力士のハングリーさを見ると、そのことは実感できるだろう。

 ・・・とは言っても、何でも思い通りにいく霊界よりは、辛抱し工夫して困難を克服する経験のできる現世という場は修行に適した場であることは間違いない。

 魂の向上を図るためには、逆境をネガティブではなく、ポジティブに捉える感情の持ちようが大事である。


 逆境に直面した場合にどうすればいいだろうか?
 同じ場面でも感情の持ちようによって、どう考え、どう行動するかは全く異なってくる。

 
:現世で克服すべき大きな課題が見つかった。どうクリアしていくか?
   試行錯誤を繰り返して改善を図っていく充実した時間を過ごせそうだ。
   この逆境を克服した時に自分がどれだけ向上しているかが楽しみでしょうがない。
   このような経験ができる現世に生まれ出て本当に良かった。

 
:俺をこの逆境に追い込んだ奴を突き止めて、同じ目に、いやもっとひどい目に遭わせてやる。
   俺が置かれている境遇を憐れんでいる奴も同じような目に遭わせてやる。
   人の不幸ほど楽しいものはない。

 
:こんな逆境の中で何もできるわけがない。
   自分は不運でどうしようもないんだ。
   こんなに苦しむのなら現世に生まれてこなきゃ良かった。

 
:まあ何とかなるさ。
   時間が解決してくれるだろう。 もがいてもどうしようもない。
   じっとしていて事態が好転するのを待とう。


 喜 ・・・・・ 能動的なポジティブな感情
 怒 ・・・・・ 能動的なネガティブな感情
 哀 ・・・・・ 受動的なネガティブな感情
 楽 ・・・・・ 受動的なポジティブな感情


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