理系人間が解釈する般若心経

「狭い短いの人」と「広い長いの人」との対比

 次に「狭い短いの人」と「広い長いの人」を対比させると・・・



 狭い短いの人は、外見を重視する。

 広い長いの人は内面を重視する。

 同様に・・・

 狭い短いの人は、結果だけを重視する。
 
 広い長いの人はその結果に至ったプロセスを重視する。



 狭い短いの人は、格上の人に対しては従順で、格下の人に対しては厳しく、傲慢である( 怒りやすい) 。

 広い長いの人は、格下の人の事を思いやり、格下の人の身になって考え、行動する。
格上の人からの不当な圧力にめげず正義を貫き通す。



 狭い短いの人は、部下に仕事に必要な背景などの情報を与えず、自分の命令通りにやれと言う。

 広い長いの人は、やるべき仕事の背景を説明し、なぜそうするのかを納得させた上で指示する。
部下の意見も積極的に聞き、部下がもっと良い方法があると提案すれば素直に聞き入れる。
将来は、自分が指示しなくとも独り立ちしてできるように育てる事を考える。



 狭い短いの人は、必要な情報をわざと教えずに仕事を頼む。そして、その仕事がうまくいっていない場合は多くの人間の前でダメな点を指摘し、能力がない事を強烈に非難する。そして情報を知っている自分は簡単に解決してみせ、相手の無能ぶりを罵倒する。少しでも言い訳しようものなら、「屁理屈を言うな」と切り捨て、自分の地位の優位性を思い知らせる。
自分より格下で優秀な人間に対しては、その能力が発揮できないように嫌がらせをする。

 広い長いの人は、必要な情報を積極的にオープンにし、仕事を任せる。しかし丸投げせずに、進捗状況を把握し、余計な事を言わずに見守る。
失敗した場合は、叱責するより、自発的に失敗の原因を考えさせる。
失敗の責任は自分が取る。



 狭い短いの人は、自分が不幸だったら、他者も不幸になれと思う。
 
 広い長いの人は、自分が不幸だったら、他の人には同じような境遇にはなって欲しくないと思う。
あるいは、他の人が不幸にならないように何らかの行動を取る。



 狭い短いの人は、深く考える事なく気まぐれに仕事を頼み、しっかりやるようにと命令するが、
やがて忘れてしまう。誠実に継続している人に「いつまでそんなことをしてるんだ?」と言ったりする。

 広い長いの人は、継続しやすいように仕事内容を熟考して指示し、定期的に実施状況を確認して、ねぎらいの言葉を掛ける。特に人知れず地味な作業をしている人に対して、その苦労が報われるような言葉を掛ける。



 会社の業務などにおいて・・・

 広い長いの人は、常に目を配りトラブルを未然に防ぐようにしている。
上司から注目されなくても気にしない。
 
 狭い短いの人は、トラブルが発生した時にここぞとばかりに上司の目に留まるように派手な対策の行動を取り、自分の手柄をアピールする。
しかし、対策は場当たり的なもので、その後、フォローする事はない。



 狭い短いの人は、自分がやられた事、自分のつらい思いをやった本人にやりかえす。
また、やった本人が格上過ぎる場合には、格下の者に当たり散らして溜飲を下げる。

 広い長いの人は、自分がやられたような事を他者にしないように注意する。



 狭い短いの人は、他者のいくつかの欠点を一気に正そうとする。そして、うまくいかない場合は、いやになって投げ出してしまう。結果、何一つ欠点は解消されない。

 広い長いの人は、他者の欠点の中でも問題が大きいものや波及範囲が広いものから優先順位をつけて、順次、時間が掛かっても地道に修正していく。
再発防止策を打つ。さらにその防止策が実際に有効である事を確認する。



 狭い短いの人は、他者をわざと困らせて、その困った顔を見るのが楽しい。
 
 広い長いの人は、自分の落ち度のせいで他者が困るのを見るのが辛い。



 狭い短いの人は、自分の失敗を他人のせいにする。 
 
 広い長いの人は、他人の失敗を見て、同様な失敗を自分がしないように気をつける。



 狭い短いの人は、簡単な判断で指示できる権限を決して手放さない。

 広い長いの人は、そういう権限は委譲して任せるようにする。
正しい判断ができず失敗した場合にも頭ごなしに怒らず、失敗の原因を考えさせて対策するのをサポートし、効果がある事を確認する。



 狭い短いの人は、失敗してもその場を何とか凌げれば、それで良かったと思い、その失敗がバレないようにし、・・・忘れる。

 広い長いの人は、失敗を教訓にして同じ失敗を繰り返さないように対策を打つ。
自分の失敗した内容を公開し、他者が同じような失敗をしないように配慮する。



 広い長いの人は、努力をして、人より高度な能力を獲得するようになる。

 狭い短いの人は、高度な能力を持つ人に対して、嫌がらせ、批判や邪魔をして、能力を発揮できなくする。自分のレベルを越えないように手を打つ。



 狭い短いの人は、自分が不公平な扱いを受けたら、人に対して不公平な扱いをする。
 
 広い長いの人は、不公平な扱いを受けたら、自分が人に対してはそうならないように気をつける。



 狭い短いの人は、誰かが失敗した時、怒って責めて、その後は忘れてしまう。

 広い長いの人は、失敗の原因を突き止めて、作業の際の手順を見直したり、確認方法を見直したりする。
周囲の環境によって起きた失敗は、その影響を認識し、誰でもする可能性がある事を認めて、個人の責任を強くは問わない。



 広い長いの人は、事前に現場を見に行って作業手順などのシミュレーションをする。

 狭い短いの人は、シミュレーションせず、現場も見に行かず、勝手に「こんな感じだろう」と考えて、適当に人に指示をする。



 広い長いの人は、苦境に陥った時に真価を発揮する。そのために調子がいい時も準備を怠らない。

 狭い短いの人は、調子がいい時に本能のままに行動する。その環境が今後失われる事など考えもしないし、周りの人達の努力によって環境が保たれている事に気付かず、感謝の気持ちを持つこともない。



 広い長いの人は、自分の好き嫌いに関わらず、公平に人と接する。例え自分が嫌いな人に対しても、良い点は褒める。
 
 狭い短いの人は、プライベートな場ではなく、仕事場や学校など公の場において自分の好き嫌いで相手への態度を変える。



 広い長いの人は、すぐにうまくいかなくても辛抱して継続する。一時的な感情でやり方を頻繁には変えない。

 狭い短いの人は、うまくいかないと人や環境のせいにする。



 広い長いの人が、組織全体の事を考えて狭い短いの人の言動について注意すると、狭い短いの人は、自分のプライドを傷付けられたと思ってくってかかる。
 
 広い長いの人は、それをじっと聞いている。



 狭い短いの人は、勝ち馬に乗る。

 広い長いの人は、目先の利益にとらわれず、自分の信念に自信を持って行動する。



 広い長いは太陽。狭い短いは北風。





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