理系人間が解釈する般若心経

怒りを感じる元となる他者の行動は何か?

 他者に対して怒りを感じるのは、「その他者の行動」が引き金になる事が多い。

 怒りを感じる元となる他者の行動の原因は何であろうか?

 それは自分の価値観に照らし合わせて、自分勝手な人の言動が大半の原因ではなかろうか?


 「怒りの元になる行動を取る自分勝手な人の行動」と「そうでない人の行動」はどう違うのであろうか?

 自分勝手な人は、自分だけ、あるいは自分の身内、自分が属する組織内でのみ通用するような狭い範囲の価値観で行動する。
 これを一言で言えば・・・「狭い」である。

 また、自分勝手な人は、その時だけの感情で行動する。「その結果どうなるか?」を考えない。
 ごく短い時間だけ自分が満足できれば良いとする価値観で行動する。

 これを一言で言えば・・・「短い」である。

 この「狭い」「短い」の二つの要素を持った「怒りの元になる行動を取る人」をここでは「狭い短いの人」と表現する。
 論語でいうところの「小人」に近い。「小我」とも表現される。


 逆に・・・

 自分勝手とは対極にある優れた人は、自分だけあるいは自分の身内だけではなく全ての人に対して公平に接する。
自分と価値観の違う人と接する場合でも相手の生まれ育った環境を理解し、折り合いをつけていく。
 また、自分勝手ではない優れた人は、心が広い。つまり寛容である。
 相手が自分の価値観と違う考え方や行動をしても許す。 
 自分が蓄えてきた特定分野の知見やノウハウを、専門でない分野まで拡張して物事の解決に当たる。

 これを一言で言えば・・・「広い」である。

 また、自分勝手でない優れた人は、自分の言動が長い期間にわたってどう影響を与えるかを考える。
 自分の言動がすぐには他者に理解されなくても、長い期間を経て理解されれば良いと考える。
 すぐに結果がでなくてもコツコツやって多くの人の信頼を得る。
 これを一言で言えば・・・「長い」である。

 この「広い」「長い」の二つの要素を持った人をここでは「広い長いの人」と表現する。
 「広い長い」は「理性」ということもできる。論語でいうところの「君子」に近い。
 「大我」とも表現される。
 広い長いの人は「大人の対応ができる人」とも言える。



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