■PPPoEとは?







 インターネットの接続設定に出てくる「PPPoE」とは何でしょう?
 「PPPoE」をネットで検索してみた方も多いと思いますが・・・
 初心者に対して「PPPoEとは、Ethernetで、PPPの機能を利用するためのプロトコル」のような説明をされ てもよくわかりませんね。

 インターネットの接続設定に限った話をすると・・・・・
 プロバイダと契約をすると、「ユーザ名(ID)」と「パスワード」がプロバイダから通知されてきます。インターネット 接続設定の際にこれらを入力して設定する必要があります。

 パソコンでインターネットに接続しようとする時に、プロバイダは、そのパソコンの持ち主が会員であるかどうかを確認 (認証)して、インターネットへの接続をさせるような仕組みになっています。
 その際に会員かそうでないかを判断するのが「ユーザ名(ID)」と「パスワード」です。
 インターネットの接続設定は最初に一度しておけば、その内容は保存され、接続の際に自分の「ユーザ名(ID)」と「パ スワード」が回線を通じてプロバイダに自動的に送り出されて、認証されるというわけです。

 この機能がPPPoEです。(設定に話を限定すればですが・・・)

 光ファイバやADSLでややこしいのが、このPPPoEは、「ルーター(あるいはルーター機能を持った機器)で 機能させる場合」「パソコンで機能させる場合」とがあるということです。それぞれの場合で どのように設定するかを以下に示します。


■「ルーター(あるいはルーター機能を持った機器)でPPPoEを機 能させる場合」
 複数のパソコンで光ファイバやADSLを使う場合は、「ユーザ名(ID)」と「パスワード」はルーターで設定します。 しかしルーターは小さな機器で、それにはキーボードも画面もありません。
 そこで設定はルーターとLANケーブルで接続しているパソコンで行うようになっているのが普通です。(そのパソコンは もちろんその後、インターネットをするパソコンとしても使うのが一般的です。誰かのパソコンを借りてきて設定だけ行うこ とも可能です。設定が終了したらLANケーブルを外して、改めて無線LAN子機としての設定をして使うこともできま す。)

 具体的には、パソコンのブラウザでルーターの設定画面が見られるようになっているのが一般的です。(ブラウザのアドレ ス欄にルーターメーカの指定する数字や文字を入力して表示させる方法や、専用のソフトを起動すると、設定画面が表示され たブラウザが立ち上がるような方法などがあります)
 そのブラウザで表示される画面に「ユーザ名(ID)」と「パスワード」を入力します。
 そうするとルーターがそれらの情報を記憶します。ルーターの電源を一旦切っても、LANケーブルを一旦外しても、イン ターネットへの接続の際には「ユーザ名(ID)」と「パスワード」をプロバイダに送り出してくれます。ルーターはこのよ うな機能だけを行う小さなコンピュータと考えれば理解しやすいかもしれません。

 設定画面はWindowsの設定を使うのではなく、ブラウザを使うので、基本的にWindowsのバージョンにかかわ らず設定ができます。
 一度設定をすれば、この機能はルーターがやってくれますから、何の設定もしていないパソコンをルーターにつないでもイ ンターネットが問題なくできます。複数台のパソコンをつないで同時にインターネットをすることもできます。プロバイダの 契約をパソコンの台数分増やす必要もありません。
 最初にブラウザを通して設定したパソコンを外しても何の影響もありません。


■「パソコンでPPPoEを機能させる場合」
 これに対して、パソコン一台で光ファイバやADSLを使う場合は、Windowsの設定の中で「ユーザ名(ID)」と 「パスワード」を入力する方法と、NTT東西が提供しているフレッツ接続ツールで入力する方法があります。この場合は ルーターは物理的に接続せず、光ファイバの場合は「回線終端装置」に直接LANケーブルをつなぎます。ADSLの場合は 「ブリッジタイプのADSLモデム」に直接LANケーブルをつなぎます。


 ここで間違いやすいのが、ルーター機能のある機器にLANケーブルでパソコンをつないで、パソコンのWindowsの 接続設定やフレッツ接続ツールで接続を試みてうまくいかないというケースです。
 ルーターの方でPPPoEを機能させているにもかかわらず、パソコンでも重ねて同じことをしようとするとうまくいきま せん。

 インターネット接続の解説書を書店で探して「設定方法が書いてある!」と思って購入すると、そこに書かれている設定方 法が自宅の環境にそぐわない方法である場合があるので注意してください。本サイトでは環境別に解説書を区分しているので 参考にしてください。

 「ルーター(あるいはルーター機能を持った機器)で PPPoEを機能させる場合
 「パソコンでPPPoEを機能させる場合

 パソコンを一台だけつなぐ場合でも「ルーター(あるいはルーター機能を持った機器)でPPPoEを機能させる場合」の 設定もできます。インターネット開通の際に機器を設置に来た業者さんが、ルーター機能を持った機器を設置していく場合も あります。
 LANケーブルをつなぐ機器に複数の差込口がある場合(多くの機器ではLANケーブルの差込口は4つあります)は、 ルーターやルーター機能を持った機器である可能性が高いので確認してみてください。

 ルーターを使わない設定でも接続は問題なくできますが、ルーターを使わないよりはルーターを使った方がセキュリティが 強化されるという利点もあるので、一台のパソコンしか使わない場合でもルーターを使った方法をおすすめします。








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